A-5.パワートロンは回転制御を必要としない負荷の装置に使われております。
多様なアプリケーション: 始動時の衝撃が皆無、機械に対してやさしい始動をします。
AC400V 仕様では主なる実績最大容量のものをあげますと、 | |
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ポンプ | 1450Kw サンドポンプ(昇圧トランス400V/3300V) |
ベルトコンベアー | AC3φ440V 660kW(関西空港埋立) |
バッケットコンべヤ | AC3φ440V 220kW(鉄鋼石アンロード用) |
デカンター | AC3φ440V 22kW (積水化学殿30sets) |
コンプレッサー | AC3φ440V 750kW (圧送用) |
シールドマシン | AC3φ400V 37kW 6台 一括始動正逆(コクド工機殿) |
オーガー | AC3φ440V 132kW 4台一括始動正逆(五洋建設殿) |
空調機 | ターボコンプレッサーAC3φ400V 250kW(金沢医大殿) |
破砕機 | AC3φ440kV 450kW(山陰クリエート殿) |
冷凍機 | AC3φ400V 132kW(日産厚木低温試験所) |
船舶では発電機を小型化が出来るため採用は多く、船舶で最も大容量となるバウスラスタは
国内造船では70%のシェアーがあり、440V仕様で最大2200kWの実績があります。
またLNGカーゴポンプには国内建造のほぼ100%採用されております。
大型になるほど価格が他の始動器よりの安くなります。
船舶アプリケーションはサイドスラスタ、バラストポンプ、消火ポンプ、コンプレッサー、冷凍機,
LNGカーゴポンプ、荷役機械、深海サンドポンプ、等
冷凍機300kW 2台/1面盤 | カーゴポンプ350kW | 固定正逆スラスタ |
ENad-12 330kW AC400V | ENad-09S 180kW AC400V | ENad-07 75kW AC400V |
上記の実績はSCR(半導体スイッチ)を常時使用しても、バイパス回路は併設しない。インバーターを使用する時は従来では半導体スイッチとしてバイパス回路を併設する事が義務付けであったが、パワートロン始動器は素子の耐量が大きく、耐用年数が半永久である故、その必要はありません。
また始動器と遮断器間にはマグネットスイッチも使用しませんので、イニシャルコストが大幅に低減できます。