A-26(1).メンテナンスについて
パワートロンも、一般的な電気機器としてのメンテナンスが必要ですが、スイッチ部SCR自体何らの点検は必要ありません。しかしSCRは温度が125℃以下で保持する事が必要ですので、冷却器ヒートシンク及び冷却ファンが正常であるかどうかの確認メンテナンスが必要です。
A-26(2).保守・点検及びタイミングについて
点検箇所は
※メガテストを行う時、PCB(制御基板)の各ジョイント(プラグ)が確実に固着している事を確認して下さい。
保守はその状態を確認して行ってください。
タイミングは電機機器の通常点検と同じです。
A-27.PCBには電解コンデンサーが使われております。 これがPCBの耐用年数に関係します。
2002年よりコンデンサーは105℃/1000Hrを使用し、この試算によりますと約30年の耐用年数がある事になります。
(2002年以前は85℃/2000Hr 耐用年数は8年)
しかしコンデンサーは不良になる前の外見上の変化は見られずに突然不良となる事が多く、点検により事前に不良を発見する事が不可能です。
したがって、8年程経過した時はPCBを新換えする事が必要です。 2002年以前のPCBで実績を見ますと、約10年で不良が目立って着てますが、15年経過しても、なお使用している顧客殿が多く機会ある度にアドバイスしておりますが、改善は見られません。それ故コンデンサーの定数を変えました。
なお取扱い書には5年を経過したら、取り替えてください。と明記しております。