Q-42. 高調波の発生はどの程度ありますか?

A-42.始動初期 電圧 7.8% 電流 22.9%、運転中 電圧 0.4% 電流 1.6%です。

詳細はQ-35項のQ&Aを参照してください。

Q-43. サージ電流、サージ電圧に対する強度はどの程度ありますか?

A-43.サージ電圧許容は低圧200-400Vクラスは1400V 1600V 1800V の3種、高圧3.3kVクラスは9000V、6.6kVクラスは20000V
サージ電流許容は型式によって違いはありますが定格電流に対してMin21倍〜max41倍となります。これは高圧・低圧どちらも同じです。

Q-44. 停止時パワートロンの入力側に電圧が印加されると出力側に電圧はかかりますか?

A-44.SCRスタックにはスナバ回路がありますので、通常0.1mA〜1mAリーク電流があります。これは出力側に電動機が結線されている時は電圧的には0Vですが電動機がなく出力側がオープンの時は、入力側の電圧がそのまま検出されます。
したがって、出力側がオープンの時は、入力側に荷電させないのがベターと考えます。なおパワートロンは二次側オープンの時は作動しません。

Q-45. 始動時間が長い場合(200%で30秒)パワートロンは耐えられますか?

A-45.パワートロンの一般仕様では700%/10sec 300%/20secとしておりますが、実際耐力は300%/60sec以上あります。

Q-46. 始動トルクの大きい負荷に対して始動可能ですか?

A-46.初期始動トルクの大きな時は、スイッチON後1sec以内にトルクを超える位置に行く様に設定します。またそのまま始動しても時間と共に電圧が上昇しますので、電動機の特性トルク内の負荷は必ず始動します。

詳しくはQ-9項のQ&Aを参照ください。

Copyright©ECON CO.,LTD. All Rights Reserved.